木の下枝を切り、閥伐するほど森林はよく育った。
木炭など年間大変な量を生産していた。
いまではこの便利で高価な炭を外国から買ってくる有様だ。
茶の湯やバーベキューに赤い火をみながらの木炭燃料は最も贅沢なエネルギーになっている。
戦後燃料はすべて石油に代えて、折角、手近にある木という燃料をすっかり忘れてしまった。
石油を使う限り、不安定な中近東諸国のわがままや、紛争による石油危機の恐怖に怯えなければならない。
日本列島は毎年太陽の恩恵であり余るほどの燃料資源が山野で生産されているのだ。
これを使う限り日本民族の日常生活にエネルギー危機というものはありえないことだ。
エネルギー源として自前の山の樹木を見直すべき時がきた。
三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター