結納を取り交わし、正式の婚約が整ってから結婚式に至るまでには、様々な準備が必要になります。

次に結婚式までに準備することを挙げてみましょう。

・挙式・披露宴のスタイルの決定
・日取りの決定
・式場の選定、予約
・費用の見積もりと分担
・引き出物の選定、注文
・世話役の依頼
・招待客の選定
・招待状の発送
・結婚指輪の選定、購入
・衣装の選定
・式の進行の打ち合わせ

ここにあげた以外にも、こまごまとした準備がたくさんあります。

また地域によっても、それぞれ特色のある準備をしなければならないことがあります。

挙式からすぐに新婚旅行ということになれば、チケットや宿泊先の予約、旅行の準備、結婚後に新居に住むのであれば、その下見や費用などの面での支度も加わってきます。

婚約してから挙式までに6か月以上あるとはいっても、これだけのことを準備しなければならないのですから、早すぎて困るということはありません。

十分に検討して、自分なりの挙式までのタイムテーブルを作っておくようにアドバイスしておきましょう。

スケジュールなどで不安なところは、早めに仲人や親戚、知人に相談するとか、デパートなどのブライダルコーナー、結婚相談所で相談してみるのもよいでしょう。



三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター

花嫁からのブーケの迷信

「花嫁からブーケをもらった女性が次に結婚できる」といったほほえましい迷信から、来賓の中でも独身の女性はこぞってブーケをもらおうとします。

このブーケはもともと新郎から新婦へ結婚式の直前に渡し、新婦はその中の一輪を新郎の胸に付けます。

これもひとつのセレモニーです。

ブーケにはユリ、オレンジ、カトレア、ラン、バラなどを豪華にあしらったものから、可憐なものまであります。

いくら本人が好きな花であっても、ドレスとのバランスを考えないとドレス、ブーケともに色褪せたものになってしまいます。

それをアドバイスするのはお母さんの役割といえるでしょう。





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〈いいいれ(言納)〉は、つまり、〈言い入れ〉で、結婚を申し込むことです。

古くは、〈納采〉または〈納弊〉ともいい、地方によっては、〈樽入れ〉〈酒おさめ〉〈茶のもの〉、あるいは〈たのむ〉などと呼ばれてきたところもあります。

この〈結納〉は、江戸時代には、婿のほうから嫁をもらう約束のしるしに、酒さかな、その他の品物を嫁方へ贈り、嫁のほうではなにも贈らないかわりに、輿入れの当日、婿をはじめ、婿方の家人にそれぞれみやげものを持っていくということが広くおこなわれていました。

それが、明治になってから、婚約のしるしとして、たがいに、酒さかなや衣装、装身具などの品物をとりかわすようになり、ついで、品物の代わりに、〈御帯料〉〈御袴料〉などとして、金子(結納金)をとり交わすようになってきたのです。

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結納とはなにか その1

さて、見合後の交際の結果、双方がともに結婚したいとの意思を表明すると、双方のあいだで〈結納〉を交わして、正式に婚約が成立することになります。

最近は、結納のかわりに、婚約指輪(エンゲージ・リング)を交換したり、親戚や先輩、友人などを集めて、婚約披露パーティーをひらいたりする人も多くなってきましたが、従来のしきたりによる結納の取り交わしから話を進めていくことにしましょう。

〈結納〉の語源については、「もと結納の語義は、〈いいいれ(言納)>といったが、のちに、これが設って〈ゆいいれ(結納)〉というようになり、さらに、〈いれ(納)〉を音で〈のう〉と読むようになって、〈ゆいのう(結納)〉というようになった」という説(『広辞苑』)と、「本来は、〈ゆいのもの(結いの物)〉、すなわち、家と家とが新しく姻戚関係を結ぶために、いっしょに飲んだり食べたりする酒さかなを意味した」という説(『民俗学辞典』)とがありますが、一般には、前者の解釈が有力とされています。

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■本人が結納を持参する場合
最近は、男性側の本人がひとりで、あるいは両親付き添いで、女性宅に結納を持参し、女性側では、その場で祝宴をひらいて、手あつくもてなし、帰りに土産の形で結納返しの品を渡したり、結納返しはなしにするという方式をとる人たちもふえてきました。

とくに、仲人なしで結ばれた恋愛結婚の場合、このような型にとらわれない方式をとるのが合理的だといえます。


■家族書・親族書はどう書くか
結納をとり交わすときは、結納品や結納金といっしょに、〈家族書〉〈親族書〉を添えるのが従来からのしきたりですが、それらといっしょに、本人の〈健康診断書〉をも添えるのが、新時代のエチケットとされています。

〈家族書〉と〈親族書〉は、やがて親戚となるはずの双方の家族関係・親族関係を理解するうえにぜひとも必要なものですし、〈健康診断書〉は、やがて人生の伴侶となる人へ、自分の健康体であること、とりわけ、結婚に支障のないからだであることの明かしをたてるものとして、欠かせぬものだからです。

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結納にまつわること

■結納の取交わしはどう行なうか
さて、以上のようにして整えた結納の取り交わしは、どのようにして行なうか。

最近は、非常に簡略化されて来ましたが、ここでは、まず、従来のしきたりによる、取り交わし方からしるしてゆくことにしましょう。

■当日の服装
当日は、仲人をはじめ、両家の本人とそれに付添う両親、または親代りの人は、すべて、礼装するのが正式ですが、両家と仲人との話しあいで、男子はダーク・スーツ(黒っぽい背広)、女子は訪問着などの略式礼装にしてもかまいません。

■仲人宅での結納交換はどう行なうか
従来のしきたりによる結納取り交わしの作法をしるしましたが、最近は、繁雑さを避けて、仲人宅や料亭などに、双方の本人、両親(または、親代わりの人。以下同)それに、仲人夫婦が集まって交換する方法をとる人がふえてきました。

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結婚に際して持参してきた財産などは個人の財産で、分与の対象にはなりません。

分与の方法は、不動産、金銭、有価証券などなんでもよく、財産の種類は問いません。

慰謝料と財産分与は別ですから、離婚の原因を作り、慰謝料を払う立場の側にも、財産分与を請求する権利はあります。

請求された側は、離婚の原因を理由に、分与の拒否はできません。

財産分与はあくまでも、慰謝料として支払う損害賠償の意味ではなく、離婚により、結婚生活に伴う権利義務関係を解消するに当たり、共有財産の精算をするということです。

■夫婦財産制

いうまでもなく財産とは、個人または集団がもっているところの財の集合のことで、資産ともいっています。

夫婦の場合の財産も、かつては"妻のものは夫のもの、夫のものは夫のもの"ということばがあったほど、一方的だったものです。

今日ではそんなことはありませんが、夫婦は親密な共同生活をいとなむものですから、ともするとその財産関係が、はっきりしていないことも多いようです。

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財産分与とは その2

(3)前項の場合には、家庭裁判所は、当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情を考慮して、分与をさせるべきかどうか並びに分与の額及び方法を定める。

協議離婚の場合は、まず財産分与について協議し、協議が調わない時に、家庭裁判所の判断を仰ぎます。

裁判離婚の場合は、申し立てによって裁判所が決定します。

財産分与の請求の権利は、離婚の時から二年間で、これを過ぎると行使できなくなります。

財産分与の額は、資産、結婚生活の期間など、それぞれの事情を考慮したうえで決められ、それぞれ大きな差があります。

分与の対象となるものは、結婚生活中に互いに築きあげた財産で、名義には関係なく、実質的に共有財産と認められるものは、すべて対象になります。

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婚姻中に夫婦で築いた共有財産の精算と、婚姻中、生活収入を他方に頼っていた配偶者の離婚後の扶養をするという意味で、配偶者の一方は他方に対して、離婚に当たり、財産分与を請求することができます。

財産分与は、民法で次のように記載されています。

民法第七六八条(財産分与の請求)(1)協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。

(2)前項の規定による財産の分与について、当事者間に協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、当事者は、家庭裁判所に対して協議に代わる処分を請求することができる。

但し、離婚の時から二年を経過したときは、この限りでない。

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未婚女性の第一礼装のドレスの色は白です。

昔はこのことが厳格に守られ、舞踏会などにお嬢さんが濃い色ものを着てでると、笑いものにされたようです。

しかし、結婚の披露宴に限って、主役の花嫁とまぎらわしいような装いは遠慮する意味から、客は純白のドレスを着ないものとされています。

若いお嬢さんなら、アイボリー、ピンク、ブルーなど、うす色の絹のものが適当でしょう。

材質が絹なら、デザインはワンピースでも、ツーピースでも、スーツでもかまいません。

反対に、布がジャージーなどのウールなら、デザインはドレッシーにします。

この場合は、胸にドレスとマッチしたアクセサリーを忘れずに。

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結婚式が終わり、披露宴が始まるまでの時間を利用して記念撮影をします。

ふつう、写真は新郎・新婦二人だけのものと、参列者一同を加えたものとの二種類を撮ります。

新郎・新婦の写真を撮る時は、新郎がカメラに向かって右、新婦が左に並びます。

新郎は立ち姿、新婦は立っても座ってもかまいません。

衣装や新郎とのバランスなどを考えて、写真が引き立つように位置すればいいでしよう。

記念写真は、とかく緊張して堅くなりがちです。

花嫁のういういしさを失わないようにしながらも、自然に撮るようにします。

参列者一同の写真を撮る時は、家族・親類は新郎・新婦に関係の深い順に、また年長者から順に、前列や中央の位置を占めます。

両家の参列者の数に大きな開きがある時は、多いほうの参列者が相手側の端の位置につくこともあります。

ふつう、この写真は式に参列した家族・親類だけで、知人や友人は特に頼まれた時以外加わりませんが、キリスト教式や人前結婚式などの時は、立ち会った人全員を写真に収めるのが原則です。

記念写真は、そこに写っている人全員に贈るようにします。

特に媒酌人には参列者一同の記念写真だけでなく、二人の記念写真も添えて届けるのが礼儀です。

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旅行中のマナー

ハネムーン出発は披露宴が終わってから
披露宴の途中で、そそくさと新婚旅行に出発するカップルがいますが、招待客に対して失礼もはなはだしく、ハネムーンのまず第一のマナー違反です。

おひらきになって、会場を出る招待客を見送ってから出発するのが礼儀です。

駅や空港まで見送りにきてくれる親しい友人たちには、そのときに挨拶しますが、両親、媒酌人、親族など、会場を出発するときに別れる人々には、感謝の気持ちをこめた挨拶を忘れないようにします。

特に新郎は新婦の両親に「どうぞご安心ください・・・・」といったひと言を忘れないことです。

両親や親族などは、会場のあとかたづけや費用の精算などの用がありますから会場に残り、媒酌人は、披露宴後は、若いふたりを早くリラックスさせてあげるためにも、気をきかせて見送りには行かないのが普通ですから、出発前にきちんとけじめをつけて挨拶しておくことが必要です。

また出発のときの挨拶は、ニヤニヤと照れずに、すっきりとさわやかにします。

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上司の代理で会合に出席する場合は、その会合がどんな会合なのか認識することが重要です。

そして、相づち、立ち居振る舞等、上司の代理として相応しい礼儀作法で通すことです。

だからといってあまり緊張すると、堅苦しく話しづらくなるので、早くその場の雰囲気に慣れ、語らいを楽しむようにすればいいでしょう。

そのためにも、上司から情報を入手しておくと効果的です。

その際、飲みすぎると口が軽くなり、業務のことや、人物評などの話題に深入りしやすくなりますので、注意が必要です。

特に、会社の不利になるような言葉は慎みながら、話のリズムを崩さず、相手に合わせた話題を選ぶように気をつけましょう。

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末期の水・病院での死亡

◆末期の水
医師から臨終が宣告されると、いあわせた人は、病人に末期の水を含ませます。

「死水」ともいい、生命にかかせない水を口にすることで、よみがえりを期待する儀式です。

以前はまだ意識のある内にしたものですが、近年では医師から死亡の宣告があってからするようになりました。

割箸の先に、ガーゼか脱脂綿を巻きつけたものを用意し、水にひたします。

血縁の濃い順に、死にのぞんでいる人のくちびるを軽くうるおします。


◆病院での死亡
病院死が増えつづけており、この十年くらいは自宅での死亡との比率が逆転しています。

医療の発達とともに、この傾向はもっと強くなるでしょう。

入院中に病院で死亡した場合は、遺体はすぐ霊安室に運ばれ、病院側の手で湯灌、化粧などの処置がほどこされます。

遺族は、冷たい処置と思いがちですが、病院側にしてみればやむを得ない処置なのです。

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死亡届(三上靖史)

戸籍法によって、人が死亡した場合は届け出が義務づけられています。

医師が死亡の確認をして、死因に不審がなければ、その医師が死亡診断書を書いてくれます。

死亡診断書は死亡届といっしょになっており、これに遺族が必要事項を記入し、死亡地を管轄する役所に届け出ます。

死亡した場所が本籍地でない場合は二通必要です。

役所では一年中二十四時間受け付けてくれます。

死亡を届け出ると火葬(埋葬)許可証を発行してくれます。

この許可証がなければ、火葬できませんから死亡届はなるべく早く出す必要があります。

届け出人は同居の親族がのぞましいのですが、葬儀社でも代行してくれます。

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危篤の連絡

医師から危篤を宣告されたら、最後の別れをしてもらいたい人たちに連絡しなければなりません。

危篤の連絡の範囲は、三親等までの近親者、親しい友人、勤務先や関係団体などが中心になります。

もちろん、これは目安で、三親等までの親族でもふだん疎遠な人は連絡の必要はないでしょう。

なにより、友人など病入が本当に会いたがっている人に、できるだけ早く連絡することの方が大切です。

連絡は電話が早く確実です。

こんな場合は、相手が目上の人でも失礼にはなりません。

深夜や早朝だったら、 一言「こんな時間に失礼しますが...」とわびて、どこに、いつごろまでにきてもらいたいかを確実に伝えます。

先方が不在のときは、電報を打ちます。

文面は「○○キトク デンワコウ」などとします。

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お葬式のマナー(三上靖史)

火葬場へは身内か、ごく親しい人、遺族側で頼んだ人だけがいきます。

霊枢車には棺、運転手、葬儀社の人しか乗らないのが建て前ですが、棺を守る意味で、喪主か、それに準ずる人が1名だけ同乗することもあります。

一般的には霊枢車に続く次の車に喪主、遺族、近親者、友人の順に乗り、僧侶が付き添っていく場合は、喪主と同じ車に乗ってもらいます。

会葬者は、霊枢車が出発したあと、どうしたらよいか迷ってしまいます。

世話役が、どうぞお引き取りください。とか、茶菓の用意がございますとか、手落ちのないように気を配らなければなりません。

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紋は染抜きの紋が正式である

紋のあらわし方は白く染め抜いた「染抜き紋」がもっとも正式です。

これには日なた紋と陰紋とあり、輪郭だけを白く出した陰紋のほうがくだけています。

「縫紋」は布地の上に刺しゅうで紋の形をあらわしたものです。

「加賀紋」はきものの地色に合わせて染め抜き、紋の白の部分を彩色します。

「切りつけ紋」は紋を糊ではりつけ、まわりをまつります。

「比翼紋」は自分と恋人の紋を組み合わせたものです。

女性は花嫁衣装には里の紋をつけ、結婚後は婚家の紋をつけるのがふつうですが、最近は花嫁衣装にも婚家の紋をつけるとする考えもあります。

しかし女は一生里の紋をつけてもよく、私はいまでも里の裏千家の紋を公式のときはつけ、ふだんはやはりお茶の紋をつけています。

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お礼状 その2(三上靖史)

同じお世話になった人でも、緊張すべき相手ではなく、むしろ親しみをこめて書いたほうがいい人もいます。

例えば、海辺で泊まった民宿のおばさんとか、学生時代にお世話になった先生や下宿の主人などです。

この方たちにも、当然近況報告をかねたお礼状を差し上げるのを忘れてはいけません。

人生のなかで出合い、お世話になった人びとに対する感謝の気持ちを抱きつづけることは、人生を豊かにします。

いつまたお会いしてお世話になるかもしれませんし、先方も思い出しては案じてくれているに違いありません。

心から親しみをこめたお礼状は、きっと先方を喜ばせることでしょう。

一通のお礼状が、「世話をしてよかった」と先方に思わせる、心の通い道になるのです。

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お礼状 その1

お礼状は、文章を上手に書こうなどとするとなかなか厄介で、つい延び延びになりがちなものです。

その予防策として、こんなことをしてみたらどうでしょう。

(1)お礼状の文例を専門書から選び出しておき、応用できるように準備しておく。

(2)お礼状用の美しい便箋と封筒を買いおきして、いつでも書けるようにしておく。

はがきも官製はがきでなく、私製の美しいもの(例えば罫線入り)を、いつも手元に用意しておきます。

そうすると、あとでという気持ちがなくなって、すぐ書くものです。

(3)改まった気持ちを大切にするため、姿勢を正して机に向かう。

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電話の相手を待たせていいのは30秒まで。

それ以上かかるようなら、待たせたお詫びをして、見当たらないことを相手に伝え、「もう少し待っていただくか」「こちらから電話をするか」のどちらか相手に選択してもらう。

外出している場合
・「ただいま外出しております。○時ごろ帰社の予定です」

・「昼ごろに戻る予定ですが、戻りしだいお電話を差し上げます」

・「連絡があると思いますので、お伝えしておきます」

※急ぎの場合、何時ごろ連絡がとれるか相手は知りたいもの。

だいたいの予定を相手に伝える。

ただし、行き先などは差し障りがあるので教えるのは厳禁。

必要があればこちらから折り返し電話する旨を伝える。

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ある会社の総務部の担当者を訪ねたときのことです。

通された応接室には、椅子やテーブルの上にも、その会社のものか商品のサンプル品などが大量に置かれていて、座る場所もない状態。

また灰皿には吸殻が山のように残されており、とても話をするような環境ではありませんでした。

応接室や応接コーナーは、お客様と商談をする場所です。

落ち着いて、気を散らさずに話ができる快適な環境を整えておくことが大切です。

そこで、次のような点に注意します。

・先客の茶碗や灰皿は片づいているか
・テーブルの上は、ほこりなどで汚れていないか
・室内の温度は適温か、換気は大丈夫か
・カーテンやブラインドで明かりの調節はされているか
・花は枯れていないか、ポスターやカレンダーは古くはないか
・壺やガラス製品などにほこりがついていないか
・その他、掃除はゆき届いているか

応接室のチェックは、毎朝必ず行うことを日課にしたり、お客様が帰られた後はすぐに片づけるなどを決めておき、常に準備OKの状況にしておくことが肝心です。

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約束をして訪問されるお客様は「吉田様でいらっしゃいますね。お待ちいたしておりました。どうぞ」と言われ、目的の人へすぐ取り次がれることを期待しているものです。

しかし、来客を知らされていなかった場合、受付応対者は、名前や用件を伺ったり、名指し人に確認したりといった約束のないお客様に対するような応対をしてしまいます。

もし、予約のお客様にそのような応対をしてしまったときは、

「失礼いたしました。ただ今すぐに連絡いたしますので、こちらで少々お待ちくださいませ」と、まずお詫びをします。

そしてすぐ応対者に連絡をし、応接室などの確認をします。

さらに適切な場所にご案内しますが、その際内部連絡の不徹底の上塗りをしないように、よりていねいな応対を心がけるべきです。

毎日お客様の来社予定を知らないままで、その都度の対応をしていては応接室などが準備できていなかったり、取り次ぎがスムーズにいかないなどの段取りの悪さを露呈したりするものです。

その結果、お客様を待たせたりして印象の悪い応対になってしまいます。

このようなことを防ぐためには来客がある場合、受付担当者に口頭で連絡してもらうことや、受付の場所に「来客予定表」などのノートを備えつけ、来客を予定している人が各自、記入するなどの社内ルールを作るとよいでしょう。

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ある営業マンが出張したとき、出張先で取引先の担当者にお世話になりました。

電話よりも、礼状をと思い率直な気持ちをそのまま書いて送りました。

このように、貴重な時間を割いてもらったり、接待を受けたり、あるいは人を紹介してもらった場合などビジネスでお世話になったときは、お礼の気持ちをすばやく伝えるために礼状を出したいものです。

何でも電話ですませることが多いなかで、文字で表した礼状は、そのひとの人柄が感じられ信頼度も増すものです。

礼状を書くときのポイントは次のとおりです。

(1)礼状はタイミングを逸することなく早めに出します。

遅くなるほど書きにくくなるうえ、感謝の気持ちが伝わりにくくなります。

(2)感謝の気持ちを素直に表します。

ながながと美辞麗句を並べて書こうと意識しすぎるとなかなか書けません。

短くても素直に書くことで感謝の気持ちは十分に伝わります。

(3)葉書を使用してもよい。

正式な礼状は封書ということになりますが、個人的にお世話になった場合などで気持ちを伝える。

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エスカルゴもオードブルとしてよくだされる物のーつです。

これには必ず専用のフォークと専用のトングが添えられます。

トングははさむようにできた器具のことです。

いただく時は左手に持ったトングで殻をはさみ、右手で持ったフォークで中の身を取りだします。

ただし、トングは握りしめると中のエスカルゴがポトリと下に落ちますから、その点は注意しましょう。

キャビアはオードブルとしてはそれほど一般的でないかもしれませんが、いただく機会のために覚えておいてください。

キャビアは一般にグラスの器でだされ、メルバトーストという長方形や正方形の形をしたカリカリ状のトーストが付いてきます。

この上に、別に添えられた小さく刻んだ玉ねぎやパセリをのせ、そこにキャビアを重ねていただきます。

ティースプーンが付いていますから、これですくってのせます。

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生ハム・メロンのいただき方

生ハム・メロンは大変ポピュラーなオードブルですが、初めて目にする方はどうして口にしていいのか戸惑われるようです。

ポイントは生ハムとメロンを一口ずつ交互に切っていただくこと。

メロンのとろけるような甘さに生ハムのほどよい塩気がからみ合って、なんともいえない風味が口中に広がります。

まず生ハムを手前におろし、ナイフとフォークを使って一口切ります。

口に入れたら次はメロン。

底にナイフを入れ、最後を少し残して皮からはずします。

そのあと回転させて左右を逆にしたら、フォークの側から一口切っていただきます。

こうして生ハムとメロンを一口ずつ交互に口に入れます。

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断乳・・・三上靖史

乳児期において母乳を与えることをやめることをいう。

断乳は、児側の要因・母側の要因によって行われる。

児側の要因としては、哺乳困難や障害による場合もあるが、一般には、離乳進行状況や発達状況がその主なものである。

母側の要因としては、母乳分泌状況・母体の健康状態・母の就労状態および生活・意識などがあげられる。

栄養摂取が母乳以外の食物で十分な場合は断乳の時期とみなすことができ、不必要に分泌状況のよくない乳房を吸わせている場合にも、乳房を吸わすことをやめさせるべきで、心理的安定は母子関係の充実によることを配慮すべきであろう。

なお、断乳は満1歳前後が目標の一つである。

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離乳食

離乳期に与える食物のこと。

乳児の摂食、咀嚼、消化・吸収能力の発達に応じて食物の種類や量を次第に増加させ、調理形態も変化させる。

離乳開始時は舌でつぶせる程度のドロドロ、ベタベタした半流動状のものから始め、次第に形がくずれる半固形状のもの、さらには歯ぐきでこなれる程度の固さの固形食というように調理形態を変えてゆき、咀囎能力の発達を促す。

調味は薄味とする。

塩分の摂りすぎは腎負担となるだけでなく、濃い塩味を好むようになる。

汁物でO.5%程度を目安とするとよい。

離乳食に用いる食品は良質、新鮮なものを用い衛生的に調理する。

離乳食はそのつどつくり、食べ残しは捨てる。

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日本人と西洋人では美の感覚や自己主張やその表現の仕方が正反対である。

日本人は人に物を贈るときに、「つまらぬものですが、お口にあいましょうか」と極めて下手にへり下って出す。

常に実体以下に評価して示すことを美徳と考える。

これに対して西洋人は実体を知っていながら、その価値以上にオーバーに表現して示そうとする。

日本では心にもないことをオーバーに表現したり、自己宣伝することを極度にさげすむ。

五の価値のものを三と表現する国と、五のものを七だと過剰評価する国との違いを生んだ背景に、彼我の風土の豊かさの差異をはっきりと認めなければならない。

西洋画は一般に画面を全部ぬりつぶしてしまうが、日本画は余白をたくさん残す。

一枚の梅の花をかいてもやがてその余白の方向に梅の花が咲きほこるであろうことをみる者の心に残す。

水墨画の風景のなかに余白をたくさん残して何か幽玄なものがそのなかにかくされているがごとき表現をする。

まさに日本のものは余白、余情、余韻の芸術だ。

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木の下枝を切り、閥伐するほど森林はよく育った。

木炭など年間大変な量を生産していた。

いまではこの便利で高価な炭を外国から買ってくる有様だ。

茶の湯やバーベキューに赤い火をみながらの木炭燃料は最も贅沢なエネルギーになっている。

戦後燃料はすべて石油に代えて、折角、手近にある木という燃料をすっかり忘れてしまった。

石油を使う限り、不安定な中近東諸国のわがままや、紛争による石油危機の恐怖に怯えなければならない。

日本列島は毎年太陽の恩恵であり余るほどの燃料資源が山野で生産されているのだ。

これを使う限り日本民族の日常生活にエネルギー危機というものはありえないことだ。

エネルギー源として自前の山の樹木を見直すべき時がきた。

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