〈いいいれ(言納)〉は、つまり、〈言い入れ〉で、結婚を申し込むことです。
古くは、〈納采〉または〈納弊〉ともいい、地方によっては、〈樽入れ〉〈酒おさめ〉〈茶のもの〉、あるいは〈たのむ〉などと呼ばれてきたところもあります。
この〈結納〉は、江戸時代には、婿のほうから嫁をもらう約束のしるしに、酒さかな、その他の品物を嫁方へ贈り、嫁のほうではなにも贈らないかわりに、輿入れの当日、婿をはじめ、婿方の家人にそれぞれみやげものを持っていくということが広くおこなわれていました。
それが、明治になってから、婚約のしるしとして、たがいに、酒さかなや衣装、装身具などの品物をとりかわすようになり、ついで、品物の代わりに、〈御帯料〉〈御袴料〉などとして、金子(結納金)をとり交わすようになってきたのです。
三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター
古くは、〈納采〉または〈納弊〉ともいい、地方によっては、〈樽入れ〉〈酒おさめ〉〈茶のもの〉、あるいは〈たのむ〉などと呼ばれてきたところもあります。
この〈結納〉は、江戸時代には、婿のほうから嫁をもらう約束のしるしに、酒さかな、その他の品物を嫁方へ贈り、嫁のほうではなにも贈らないかわりに、輿入れの当日、婿をはじめ、婿方の家人にそれぞれみやげものを持っていくということが広くおこなわれていました。
それが、明治になってから、婚約のしるしとして、たがいに、酒さかなや衣装、装身具などの品物をとりかわすようになり、ついで、品物の代わりに、〈御帯料〉〈御袴料〉などとして、金子(結納金)をとり交わすようになってきたのです。
三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター