さて、見合後の交際の結果、双方がともに結婚したいとの意思を表明すると、双方のあいだで〈結納〉を交わして、正式に婚約が成立することになります。
最近は、結納のかわりに、婚約指輪(エンゲージ・リング)を交換したり、親戚や先輩、友人などを集めて、婚約披露パーティーをひらいたりする人も多くなってきましたが、従来のしきたりによる結納の取り交わしから話を進めていくことにしましょう。
〈結納〉の語源については、「もと結納の語義は、〈いいいれ(言納)>といったが、のちに、これが設って〈ゆいいれ(結納)〉というようになり、さらに、〈いれ(納)〉を音で〈のう〉と読むようになって、〈ゆいのう(結納)〉というようになった」という説(『広辞苑』)と、「本来は、〈ゆいのもの(結いの物)〉、すなわち、家と家とが新しく姻戚関係を結ぶために、いっしょに飲んだり食べたりする酒さかなを意味した」という説(『民俗学辞典』)とがありますが、一般には、前者の解釈が有力とされています。
三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター
最近は、結納のかわりに、婚約指輪(エンゲージ・リング)を交換したり、親戚や先輩、友人などを集めて、婚約披露パーティーをひらいたりする人も多くなってきましたが、従来のしきたりによる結納の取り交わしから話を進めていくことにしましょう。
〈結納〉の語源については、「もと結納の語義は、〈いいいれ(言納)>といったが、のちに、これが設って〈ゆいいれ(結納)〉というようになり、さらに、〈いれ(納)〉を音で〈のう〉と読むようになって、〈ゆいのう(結納)〉というようになった」という説(『広辞苑』)と、「本来は、〈ゆいのもの(結いの物)〉、すなわち、家と家とが新しく姻戚関係を結ぶために、いっしょに飲んだり食べたりする酒さかなを意味した」という説(『民俗学辞典』)とがありますが、一般には、前者の解釈が有力とされています。
三上靖史・住宅鑑定風水インストラクター